吉村雅夫
主な業務は特許・技術ライセンス交渉、契約書作成、交渉前/訴訟前の技術及び法律解析を含む準備検討 (due diligence)、侵害性・有効性鑑定書、特許出願、及びその他の特許法に関する顧客相談。ライセンス・和解交渉においては主席交渉代理人を務め、米国の大手法律事務所と連携した大規模な米国特許訴訟の管理、監督の実務経験も豊富。特にその技術バックグランドを生かし、多くの米国特許訴訟において、大学教授等の専門家証人と共に訴訟戦略を構築・展開するなどの中心的な役割を果たす。2008年には、テキサス州東部マーシャルの連邦裁判所で陪審員公判まで到達した特許侵害訴訟において訴訟戦略に大きく貢献、また和解交渉の筆頭弁護士を勤める。
Chen Yoshimura LLP 設立以前は米国大手総合法律事務所モーガンルイスに9年以上勤務。最初は米国パテント・エージェントとして、後に弁護士として業績を残す。東京大学で理学学士を取得後、日立製作所日立研究所にて半導体デバイスの研究開発に携わる。その後渡米し、米国メリーランド大学大学院にて場の量子論を用いた非平衛統計力学を研究し理論物理学博士号 (Ph.D.) を修得。日米両国での企業、学術、法律業務の経験を通じて、半導体デバイス、特にTFT 液晶ディスプレイ、デバイス動作シミュレーション、半導体プロセス、マスク設計、X線回折、TEM,SEM等の解析手法、電子回路、制御回路、及び半導体・気体レーザー、複雑な機械装置等の技術分野に精通しており、複雑な法律及び技術問題を日米両国語で議論可能。
現在、多くの米国特許出願の経験と訴訟・交渉での経験を生かし、無駄を省いて質を向上させる経済的な米国特許出願システムの構築に意欲を燃やしている。
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学歴
- 法学博士(J.D.), ジョージタウンロースクール、米国、 2001
- 理学博士(Ph.D.)、理論物理、 メリーランド大学物理学科、 米国、1996
- 学士、東京大学、教養学部基礎科学科、 1985
法律事務所経験
- Morgan, Lewis & Bockius LLP, 米国、1996-2005
技術者経験
- 日立製作所日立研究所, 1985-1989
資格
- カリフォルニア州
- ワシントンDC
- バージニア州
- 米国特許庁
- United States Court of Appeals for the Federal Circuit, CAFC